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お茶の産地として
全国2位をほこる九州。
温暖な九州の気候は良質なお茶の栽培に適しています。その気候の特徴は、温暖で、雨量が多く、水はけの良い土壌条件、高い湿度、山地の霧の多い地域であることなどが上げられます。九州のお茶は、多彩な品種が古くから受け継がれており、九州の中でも鹿児島県の知覧、熊本県阿蘇、熊本県山都(矢部)、福岡県八女星野村、佐賀県嬉野は全国的に有名産地です。
これらの恵まれた気候条件で、すくすく育ったお茶の木は、春の到来を感じると新芽を芽吹きはじめます。そうやって茶摘みの時期は、南の種子島から北限の新潟県まで3月4月5月と順々に日本大陸を北上していくのです。それが桜前線ならぬ「新茶前線」。お茶の産地では、新茶の摘み取り時期を表す「新茶前線」が報じられるのです。
その新茶前線と共に、新茶が市場に出て皆さんのご家庭に届くようになります。
ですので九州ではいち早く、その年の新茶をいただくことができます。塩﨑丸孝園では、新鮮な茶葉をより新鮮なうちに全国のみなさんへ味わって頂きたく、全国へお届けしております。大自然に恵まれ、太陽をたくさん浴びて育った九州のお茶は、栄養もたっぷりつまっています。ぜひ一度、ご賞味ください。
お茶の作用と効能
お茶の発祥は中国で、日本で栽培されるようになったのは平安時代とされています。
もともとその時代では、お茶は漢方薬として扱われていました。現代もお茶には次のような効能があるといわれます。
血中コレステロール低下
お茶に含まれるカテキンには、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らす効果があるといわれています。カテキンを摂取して、悪玉コレステロールを減らし、サラサラな血液を維持しましょう。
体脂肪低下
緑茶は糖分等も含まれていないのでノンカロリーになり、何杯飲んでも太る心配はありません。それに食後に飲むと、緑茶に含まれているタンニンと言う成分が脂肪分を分解してくれます。
抗酸化作用
人間の身体は弱アルカリ性がベスト。しかし不規則な食生活や疲労で身体が酸性に傾くと調子を崩します。お茶に含まれているミネラルなどの微量要素は、身体の酸性化を防ぎ、体調のバランスを整えます。
虫歯予防
お茶に含まれているフッ素は、歯を強くし虫歯への抵抗力をつける働きがあります。またお茶に含まれているカテキン類(タンニン)の殺菌作用も虫歯を防ぎます。
口臭予防
食後にお茶を飲むことで口の中の食物のカスが洗い流され、お茶の抗菌作用で口の中の細菌の増加を防ぎます。 お茶に含まれるフラボノイドの作用が口臭を押さえてくれます。
胃の働きを促す
お茶に含まれているタンニンは、胃腸の働きを活発にし、便秘の解消にも効果的です。ストレスに弱い胃腸を、お茶が癒してくれます。
食中毒の予防
お茶に含まれているカテキンの殺菌作用は、食中毒の原因となる腸炎ビブリオ菌撃退に効果があります。お寿司と日本茶という絶妙な組み合わせには、食中毒予防の意味もあるのです。
ストレスへの抵抗力
お茶に多く含まれているビタミンCはウイルス感染への抵抗力を高め、風邪や病気にかかりにくい体質を作ります。身体の免疫機能が向上するとストレスや疲れを感じることも少なくなります。
がん予防
お茶に含まれているカテキン類やビタミンCには、発ガン物質の作用を抑制する働きがあると言われています。統計的にも、お茶を多く飲んでいる地方ではガン発生率が低いようです。
他にも、お茶にはいろんな成分や効能があります。
毎日、新鮮なお茶をいただいて、おいしく楽しく、そして健康に過ごしましょう。
おいしいお茶の淹れ方
こだわり
その1
お湯
沸騰が大切
淹れたお茶の97%は水です。即ち水がおいしくなければお茶もおいしくありません。それではお茶に適した水はどんな水なのでしょうか。それはミネラルウォーターや高価な市販の水ではなく、日常使用している水道水(軟水)です。但し、水道水の場合、地域によってはカルキ臭の気になるところがあります。その水をおいしい湯に変えるにはやかんで充分に沸騰させてカルキ臭を取り除く事が重要です。
おいしいお湯をつくる
朝一番、お湯を沸かす時には、前日に水道水を汲み置きしておくと、においがやわらぎます。その水をやかんで5分以上よく沸騰させることでカルキ臭がほぼ抜けます。また、やかんは鉄瓶や土瓶などを使うことでさらにまろやかでおいしい湯を沸かすことができます。
こだわり
その2
急須
朱泥が最適
お茶を淹れる時に欠かせないのが急須です。様々な材質や形がありますが、お茶屋の使っている急須は、ほとんどが朱泥(しゅでい)常滑焼の手のひらサイズです。近年では急須の内側に、深蒸し茶用の網を張ってあるタイプが主流となっています。
急須はお茶を淹れる道具です。茶殻を捨てることを考えた、カゴ網タイプの急須や、パックの急須や紙パックを使ってお茶を淹れることは、急須の中でお茶の葉が広がり難く、おいしさが引き出されないためにあまりおすすめいたしません。
朱泥急須
酸化鉄分を多く含む朱泥急須(常滑焼、万古焼等)は、お茶の渋みを抑え、旨みを引き出してくれるので、お茶を淹れるのに最適です。お茶本来のおいしさは急須を通す事により引き出されるのです。
こだわり
その3
淹れ方
種類によって淹れ方を変えます!
お茶の種類によって茶葉の量、お湯の温度、お湯の量、蒸らす時間などを変えることで、そのお茶の良さを最大限に引き出し、美味しくいただけます。
玉露
直射日光をさけて栽培される玉露は、お茶の旨み成分テアニンが豊富に含まれています。玉露をおいしく味わうためには、ぬるめのお湯で旨み成分をじっくりと引き出すことが重要です。また、湯のみの大きさにもこだわり小さめなものを使用します。
【3人分】
茶葉の量
ティースプーン
5杯
湯の温度
50℃
浸出時間
2分
お湯を冷ます為に一度急須にお湯を注ぎ、その湯を3人分の湯のみに注ぎます。
玉露を5杯(10g) ティースプーンで急須にいれます。
湯のみのお湯を急須に注ぎ、フタをします。
2分間待ち、湯のみに数回分けて少しづつお茶を注ぎ、最後の1滴までお茶を注ぎ切ります。
煎茶
もっとも親しまれる煎茶は爽やかな香りと程よい渋み、バランスのとれた旨みが特徴です。煎茶は、旨みと渋みのバランスよく引き出すことです。ややぬるめのお湯で強い渋みを抑えます。お茶の香りを引き出すために、湯温の下げ過ぎには注意します。
【3人分】
茶葉の量
ティースプーン
3杯
湯の温度
70℃
浸出時間
1分
お湯を少し冷ます為に3人分の湯のみにお湯を注ぎます。
玉露を3杯(6g) ティースプーンで急須にいれます。
湯のみのお湯を急須に注ぎ、フタをします。
1分待ち、湯のみに数回づつお茶を注ぎ、最後の1滴までお茶を注ぎ切ります。
※深蒸茶をいれる場合は、多少待ち時間を短くしてください。
玄米茶
お世芳ばしい香りとサッパリとした口当たりの玄米茶は、渋みも少なく甘さ控えめなやさしいお茶です。玄米茶は、熱めのお湯を注いでお茶の香りを十分に立たせます。カフェインも少ないので、大きめの湯のみにたっぷりいれてどうぞ。
【3人分】
茶葉の量
ティースプーン
5杯
湯の温度
90℃
浸出時間
30秒
玄米茶を5杯(10g) ティースプーンで急須にいれます。
熱めのお湯を一気に急須に注ぎ、フタをします。
30 秒待ち、湯のみに数回に分けて少しづつお茶を注ぎ、最後の1滴までお茶を注ぎ切ります。
冷茶
冷ましたお湯でつくる冷茶は、茶葉の旨みが十分にでて、まろやか でコクのある味わいが楽しめます。冷茶は、冷ましたお湯を注ぎ旨みを十分に引き出します。氷を入れたグラスに注ぎ冷やしますと、いっそうおいしくなります。
【3人分】
茶葉の量
ティースプーン
5杯
湯の温度
40℃
浸出時間
3分
茶葉を5杯 (10g) ティースプーンで急須にいれます。
お湯と水を半分半分の割合で急須に注ぎます。
3分待ち、急須を持って円を描くように水平に20 回まわします。
氷を入れたグラスに数回に分けて少しづつお茶を注ぎ、最後の1滴まで注ぎ切ります。
お茶の保存方法
お茶はとてもデリケート。
湿気や光によって変化しやすく、また臭いを吸着するという性質を持っています。お茶屋では、その年に摘んだ新茶を冷凍庫で保存し、品質管理を行っています。
ご購入後の保存
ご家庭でお茶の袋を開封した後は、できるだけ早くご賞味ください。保存方法は、直射日光・高温・多湿をさけ、移り香にご注意ください。
茶筒で保存される場合は茶筒の中がステンレス・アルミ等の密封性の高いものを使用し、中蓋をしっかりとして保存してください。
また、長期保存の場合は茶袋を未開封のまま、密封性の高い(ジッパー付き袋)に入れてから冷蔵・冷凍保村してください。なお、冷蔵・冷凍保存したお茶を使用する際には、必ずお茶を常温に戻してから開封してください。